レシピ通りに作ったはずの料理。なのに美味しくない。
そんな経験ありませんか?
そして、そんな時どう思いますか?
「このレシピはイマイチだ。」とレシピ製作者のせいにしたり、「あの手順を適当にやったからかな」と自分のせいにしたりしているかもしれませんね。
ネットや本で見る料理写真は、本当に美味しそうに見えます(美味しく見えるように、料理や写真を加工していますからね〜)。
でも、美味しそうに見える料理をレシピ通りに作ったのに「美味しくない」なら理由があるはず。
私は今は「レシピはあまり参考にならない」と考えているのですが、その理由を説明しますね。
本当にレシピ通りに作れていますか?
まず考えたいのは、本当にレシピ通り作れているのか?ということです。
料理をする時に使うものは、ざっくりと
・食材
・調味料
・調理器具
が考えられます。
実はこれらの一つ一つに「レシピ通りに作れていない」原因がある可能性があります。
1、食材
食材は生き物です。
品種、産地、旬かどうか、収穫後の経過時間、などによって味は違ってきます。
これは食べてみないと分かりません。
例え、レシピと全く同じ分量で作ったとしても、味は違ってくる可能性があります。
さらに、切り方や、切る大きさによっても、味の染み込み方などは異なってきます。
2、調味料
これは本当〜〜〜に、選ぶものによって全く味が違います。
機会があれば、味比べをしてみるのがオススメです。
醤油は、濃口醤油が84%の生産量を占めていますが、それでもJAS規格で5種類は定められていますし、みりんなんて、本みりんとみりん風調味料では味が全然違います。
味噌も「手前味噌」という言葉があるくらい、多種多様です。
塩も、日本のものや海外のもの、海水塩、岩塩、湖塩、またほぼ塩化ナトリウムのみである食塩など、色々あります。
身体のことを考えれば、なるべく添加物の少ないものを使いたいところ。
それに、本来の味覚を持っている人ならば、天然のものの方が美味しく感じるはずです。
調味料は、見直してほしい大きなポイント。
レシピと同じものを使わないとレシピ通りにならない可能性が大きいです。
3、調理器具
フライパンや鍋などを使うと思いますが、その材質、直径、深さ、厚さなどは、レシピと同じでしょうか。
それらが違えば、熱の伝わり方、蒸発する水の量が違います。
そうすると、レシピに「〇分煮込む」と書かれていても、同じ量の水分は飛ばないかもしれません。
4、他にも
こう考えていくと、他にも要因は色々あります。
・火加減やコンロの種類(ガス、IH)が違う
・本当にレシピ(分量、時間など)を間違えた
などですね。
本当にレシピ通りに作れているならば
100%は無理でも、大体レシピと同じ条件で作っているのに「美味しくない」と感じるならば、レシピ製作者との味覚が合わない(あなたの「おいしい」とレシピ製作者の「おいしい」が違う)可能性もあります。
自分なりにレシピをアレンジする必要はありそうです。
レシピをどう活用するか?
私はレシピを見ることは好きです!
作り方が複雑だと作る気をなくすタイプですが、美味しそうな写真を眺めるのは好きです♪
レシピは、分量ではなく、食材や調味料の組み合わせを参考にするのが良いと思います。
あとは、自分の味覚を信じて味付けしましょう!
とは言っても、料理の超初心者でとりあえず教科書通りに作りたい!という方は、とっても丁寧に解説してある料理本を参考にするのがオススメ。
料理の「なぜ」が分かった方が、後々自分でアレンジがしやすいからです。
最後に
私はたくさんの料理教室に行きましたが、行ってよかったと思える教室は、料理でもお菓子でも、プロのシェフが教えてくれるところでした。
そこで教わったのは、味見をする大切さ(それまで、料理の途中で味見をする習慣がありませんでした・・・)。
食材の味、調味料の味、調理中の味付け、それぞれを確かめて、自分で判断する。
美味しさというのは人それぞれなので、正直、食べる人が「美味しい」と感じればそれで良いですよね。
レシピ通りの分量や手順でやることよりも、自分の舌で味見をしながら料理をすると、料理の感覚がつかめてきますよ(^ ^)
料理に失敗はありません!
これは薬膳の先生がおっしゃっていた私の好きな言葉。
次作る時に調整すれば良いだけなんです。ぜひ五感を活かしましょうね♡