昔から風邪をひかないようにと、冬至にはゆず湯に浸かる風習があります。
でも、そもそもゆず湯って湯船に柚子丸ごと?それとも輪切り?柚子何個入れたらいいの?と、よく分からないですよね。
今回はゆず湯の効果的な作り方をご紹介していきます!
ゆず湯に浸かってぽかぽかと温まって、風邪を引かずに冬を乗り越えましょう!
柚子はお湯に何個入れる?ゆず湯の作り方
ゆず湯の柚子は丸ごとでも輪切りでも良く、丸ごとなら5~6個、輪切りなら3~5個入れるのがおすすめです!
柚子を丸ごとぷかぷかと浮かべると、見た目も良く子供が喜びそうですね♪
そういえば、私も子供の頃ゆず湯の時は、湯船の中で柚子を投げたり潰したりと遊んでいました^^;
ゆず湯 柚子丸ごと入れる作り方
丸ごと柚子を入れる場合は、5~6個浮かべると香りも良く出て楽しめます。
そんなにたくさん?とちょっともったいない気もしますが、形がいびつなものや野菜直売所で個人が販売してる物だと、安く手に入ることもあります。
柚子の表面には農薬が残ってる事が多いので、たわしでこすって洗い流してから入れるといいですよ。
皮に成分が多く含まれるため、浴層にお湯を貯め始めに入れておくと、より多く浸み出します。
ゆず湯 柚子を輪切りにする作り方
輪切りにすると、香りも成分も良く出てさらに効果的!
丸ごとよりもしっかりと香りも出やすいので、3~5個で効果が得られます。
こちらも農薬をしっかり洗い流してから、半分や輪切りにスライスして湯船にいれます。
ただ、カットすると柚子の種や果肉がもろもろになってきます。
そうなると最後お風呂のお湯を抜く前に、柚子をすくって片付けるのが大変。
そのため、柚子をガーゼで包むと柚子が散らばらなくていいですよ!
ガーゼで袋を作るのがいいですが、面倒くさいので網目の細かい洗濯ネットに入れるという手も♪
ちなみに私がスーパーに行った時は、ゆず湯を作りやすいように、柚子の近くに不織布が置いてありました。
「これでゆず湯が簡単に作れますよ〜だから買ってくださいね〜」という戦略なんでしょうが、不織布は無料だったので、柚子を買ってありがたく使わせていただきました♪
柚子の果肉や果汁はお鍋に使って、皮をゆず湯に使うのが無駄なく使えてお気に入りです。
注意点としては、輪切りにすることで柚子の精油がたくさん出て肌がピリピリすると感じられる方もいます。
そういった方は、入浴用のゆず湯を試しても良さそうですね♪
ゆず湯は追い炊きしても大丈夫?
そもそもお風呂の追い炊き機能は、新しくお湯を足すのではなく、お湯を循環させて温めます。
湯船のお湯を取り込み、温めなおして戻すんです。
私はてっきり追い炊きって、熱いお湯を継ぎ足しているんだと思っていました…。
そのため、ゆず湯には柚子の果肉がお湯に混ざっている場合もあるので追い炊きは使用しない方が良いです。
柚子が微生物や細菌のエサとなってしまい、お風呂の配管内で繁殖してしまうからです。
また、果肉や皮など細かなくずがフィルターに目詰まりして、故障してしまうかもしれません。
ちなみに、実は入浴剤を入れてる時もあまり追い炊きしない方がいいんです。
なぜかというと、不純物が入ったお湯を給湯器内に循環させることで、故障の原因に。
冬場に給湯器や追い炊き機能が故障した、なんて事になるともう死活問題ですよね!><
でも冬場は、すぐにお湯が冷めてしまいますよね。
湯船のお湯を温めたい時は、足し湯をするといいですよ♪
湯船が冷めきってしまった時は、一旦柚子を取り出してから新しくお湯を張りなおした方が、追い炊きより早くて経済的です。
ゆず湯の効果
ゆず湯には美肌効果や、リラックス効果が期待できます!
ぽかぽか温まりながら、美肌効果も得られるなんて嬉しいですよね~^^
ゆずの果汁や果皮には、多くの栄養が含まれています。
なかでも、お肌に良いと言われているビタミンCの含まれている量は、柑橘類の中でもトップクラス!
ゆず100g中に含まれるビタミンCは、
・果汁 40mg
・果皮 150mg
と皮に多く含まれています。
ビタミンCは肌をしっとりさせたり、抗酸化作用があるため、肌を守るバリア機能の効果が期待できます。
ゆずを浴槽に入れることで、ビタミンCが果汁、皮と両方から湯に溶けだし、さらに、「リモネン」という精油成分も溶けだします。
天然の入浴剤のようですね♪
そして、ゆず湯に入ると体が芯からぽかぽか暖かくなるのは、血液の流れも良くする血行促進効果もあるから。
風邪予防だけでなく、冷え症や神経痛、腰痛にも効果があるとされています!
そのほかにも、抗菌、消炎効果もあるので美肌効果が期待できますよ♪
また、お風呂に広がる柚子の柑橘のさわやかな香り。
お風呂にゆっくり浸かりながら、柚子の香りでリラックス効果も抜群ですね!
昔からの風習というだけではなく、現代科学でも証明された効果がありました。
昔の人の知恵は素晴らしいですね。
ちなみに、
・冬至→湯治(とうじ)
・ゆず→融通(ゆうずう)
をかけた語呂合わせもあるそうで。
身体息災であれば、「融通(ゆうずう)が利く」と言葉にかけて、この習慣が始まったともいわれているようです。
まとめ
ゆず湯といえば、柚子が丸ごとプカプカ浮いてるイメージでしたが、カットした方が成分がよく浸み出して効果的!
ゆず湯をしたときは、給湯器の故障を防ぐためにも、追い炊き機能も使わないのがベターです。
昔からの風習というだけでなく、リラックスや美肌にも効果があるとは嬉しいですね。
2023年の冬至は12月22日、金曜日です。
家族でゆず湯に浸かって、カボチャを食べて、風邪をひかずに冬を乗り越えましょう♪
ぜひ参考にしてみてくださいね~^^